飲食店店舗内装実績 625件(2015年度)

店舗デザインを決める

物件が決まれば、どのような内装にするのかといった店づくりがスタートする。
あたためてきた思いを具体的に伝え、イメージ通りの店を作り上げるために必要な業者選びとポイントを伝授する。

完成後に後悔しないために、店づくりは慎重に!

店の第一印象を決めるのは商品ではなく、外観や内装などの空間デザインによるところが大きい。
一方で店のデザインは、ビルの規制や地形による制約が多く、自分ではつくることができない。思い通りの店づくりをするためには、オーナーがどんなイメージを持っているのかをデザイナーに明確に伝える必要がある。
また、看板メニューなどについても事前に伝え、特にどんな商品をどのようにお客に提供するかをとことんまで話し合い、商品にあった店をつくる努力をしなければならない。
よくある失敗例は、オーナーの趣味や好みだけを優先して店をつくってしまうケース。
実際に店を利用するのは、オーナーではなくお客。提供する商品と店の雰囲気がマッチしていることが、お客のリピートを増やし、繁盛する店をつくる決め手の一つになるのだ。
また、オペレーションを理解できるデザイナーでないと、完成した後に手直しが必要となりムダなコストがかかってしまう。
デザインは必ず作業動線やオペレーションを理解していて、厨房の設計に実績のある飲食店デザイン(設計)の専門家に依頼することが重要だろう。
また店舗デザインは、デザイナーの個性が前面に出るものだ。 自分が気に入ったカフェや飲食店があるのであれば、オーナーにデザイナーを聞き、 店舗デザインを依頼するのも一つの手だ。

設計依頼から引き渡しまでの大まかなスケジュール

物件が決定したら、または、物件を探しながら設計会社と打合せに入る。店舗引渡しまでの大体のスケジュールを追ってみよう。



※物件の状態や、設計から施工まで同業者に依頼するかどうかなどによってスケジュール・内容は異なる。

業種・業態が変われば、厨房も変わる

厨房レイアウトや機器を考える一番のポイントは、業種・業態をはっきりさせること。最初に考えていたプランが途中で変わってしまうと、当然ながら商品やサービスなども変わってくる。
「当たり前のこと」と思うかもしれないが、だからこそ「業種・業態をはっきりさせてから」ちおうのは、最初に踏まえておきたいポイントでもある。
客単価をいくらに設定するのか、昼のランチをやるのかやらないのか。こうしたことまでしっかり固めたうえで、物件を探す。
そして希望に近い物件が見つかったら、もう1度業種や業態を確認して、厨房のレイアウトや機器を考える。
王道にして不変の手順だ。

まずは、自分のやり方を知る

厨房レイアウトを考えるには、そこで働く人の意見が不可欠だ。
しかし、調理には人それぞれ癖があるので、まずは「自分のやり方」を知る必要がある。
たとえば専門業者に依頼をしたとしても、それはこれまでの最大公約数で設計したに過ぎない。 必ずしも自分にとって使い勝手の良いレイアウトとは限らないのだ。
人任せにするのではなく自分なりのやり方を知ることが、失敗のない厨房づくりの近道となる。 レイアウトや機器について理解するために、他店で経験を積むことも方法だろう。
機器についても、新製品に飛びつくより、使い慣れて信頼できるものを選ぶほうが賢明だ。

厨房は後になってやり直しがきかない

客席は後で変更できるが厨房はそうはいかない。
配管を引き直したり排水をやり直したりなどはやり直しがきかないと思ったほうがいい。厨房は短くて10年、長ければ20年使うと考え、最初にしっかりと予算を割くほうが得策だ。
仮に予算が不足してそろえたいと思っていた機器を購入できないような場合は、場所を空けて電気などは通しておき、資金にゆとりができたときに簡単に追加できるように準備しておく。
「お金がないから」とあきらめ、後で追加できないようにしてしまうと取り返しがつかない。
手順としては、業者に希望を伝えてレイアウトし、必要な機器を揃える。
複数の業者に見積を取るほうが良いが、最終的な判断は、安さよりも使いやすさを優先したい。

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