内装工事とは？飲食店ができるまでどんな工事が必要なの？ 知っておきたい内装工事の種類を解説！その２

こんにちは。スタジオテンポスです！
暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

第2回目の投稿は、内装工事とはそもそも何なのか？第1回目の投稿に引き続き、工事の種類の9.金物工事から徹底解説します。飲食店ができるまでにどんな工事が行われているのかを知っておくと、御見積や図面を見たときに、店舗のできていくイメージがしやすくなるのではないかと思います。

内装工事の種類について

当社では、下記の27工種に分けて、各職人さんに施工してもらっています。

1.仮設工事　2.解体工事　3.組積（そせき）工事　4.左官・コンクリート工事
5.防水工事　6.石・タイル工事　7.木工事　8.軽鉄・ボード工事
9.金物工事　10.板金工事　11.鋼製建具工事　12.木製建具工事　13.家具工事
14.硝子工事　15.塗装工事　16.内装仕上げ工事　17.看板工事　18.雑工事　19.電気工事
20.給排水衛生工事　21.空気調和工事　22.換気工事　23.ガス工事　24.防災工事
25.厨房工事　26.設計費　27.現場管理費（諸経費）

前回に引き続き、第2回目は9.金物工事～18.雑工事についてご説明いたします。

9.金物工事

金属関係の工事を指します。水を流す厨房では、排水を流す溝を作りますが、その枠や蓋、また金属で、ボトル棚、間仕切り、看板等の意匠を表現することもあります。

10.板金工事

主に、厨房の壁にステンレスの板を貼る工事を指します。厨房内では、コンロやフライヤーなど熱機器周りの壁には必ず貼ります。シンク等の水回りも水はねが目立つので、汚れをふき取りやすく、衛生的に保つために貼ることがあり、消防や保健所から指示される場合もあります。また、カウンターの天板や壁等の意匠を表現することもあります。

11.鋼製建具工事

鉄やアルミ等、金属製の店内の扉(入口、トイレ、スタッフルーム、倉庫、収納等)やシャッター、窓サッシ、自動ドアを設置する工事を指します。

12.木製建具工事

木製や化粧板製の店内の扉(入口、トイレ、スタッフルーム、倉庫、収納、厨房出入口等)を設置する工事を指します。特注のデザインやサイズになると価格が上がります。厨房につける腰高のスウィング扉は、保健所対策の為にも必要になります。

13.家具工事

テーブル天板やテーブルレッグ、イス、ベンチシート、レジ台、収納棚等の設置工事を指します。テーブルの素材や寸法、イスの形状や張地も様々な種類からお選びいただけます。ランクによって価格が変動いたします。

14.硝子工事

ガラスの設置工事を指します。内容としては、窓サッシや扉のガラス、厨房の耐熱ガラス、ガラスのスクリーン壁、トイレの鏡、装飾として壁に鏡を貼り付ける等です。設置箇所によって、厚みのあるもの、網入りのもの、すりガラスなど使い分けます。

15.塗装工事

主に天井や壁、木部の塗装工事を指します。木部とは、カウンターや窓・扉の木枠等です。ボード壁のままの厨房では、営業許可上問題になる為、厨房内の塗装も行います。客席の壁を壁紙ではなく、塗装にして雰囲気を出すこともあります。

16.内装仕上げ工事

天井・壁のクロス（壁紙）貼り、床の長尺シート、塩ビタイル貼り、化粧シート貼り等の工事を指します。ランクごとに価格が変動しますので、予算に合わせてお選びいただけます。様々な仕上げ材のサンプルをご用意できますので、実物を見て理想のお店を実現させましょう！こだわりにお応えします！

17.看板工事

看板や提灯の設置等の工事を指します。サイン工事とも呼ばれます。ファサードとは、建物を正面から見たときの外観のことです。看板は、街を歩く人の広告の役割や、お客様がお店に入るかどうかの決め手にもなる重要な部分ですので、しっかり打合せを重ねて製作していきます。立体的で内部が光る看板から、窓に貼るステッカータイプのものまで、予算やコンセプトに合わせて幅広くご提案いたします。

18.雑工事

今までご説明した工事項目には属しませんが、飲食店を作るのに必要になる工事を指します。このご時世の必須アイテムでもある、アクリルの衝立は、お買い得価格でご案内できます。また、内装工事と一緒に、食器・調理道具もご提案できます。テンポスグループの専門知識のある者が、お客様のお店に合ったものをお選びさせて頂きます。

次回は設備工事に突入します！19.電気工事から解説となります。見積の内容を理解すると、打合せもさらに楽しくなると思います。まだまだ暑い日が続きそうですが、体調に気を付けながら、夏を満喫しましょう。それではまた次回お会いしましょう！

担当：Y.M